☆朝顔と
毎年、零れ種で育つ朝顔、もう何年も専用の位置を確保している。
程良く成長した時期を見計らって、適当に間引きをして竹で支柱を立てる。
今年もまた咲いた。夏の花、朝だけの花。
この花を見ると、「朝顔に つるべとられて もらい水」と浮かぶ。つるべはないが、大きくなって間引きするのも、思いは同じか?
今年の夏は平年よりも冷夏?ほんのちょっと前に報じられていた長期予報、まあ、あくまで予報なんだから仕方あるまいが、まったく逆現象。
あつ〜い、半端じゃなくあつ〜い!言って涼しくなる訳じゃないが、やっぱり暑いのは暑い!
そう言えば、去年の夏休み。
1年生の孫が、学校で観察していた朝顔を鉢ごと取りに行って持ち帰った。
以後、ジジは管理を任されて、毎日の水くれと、開花の観察をさせられた。今日は何個花が付いたと記録して、孫が観察帳に記入。
いやはや、とんだ観察。
休みが終わって、再び学校に運んだ。どうやら種子を採るらしい。我が孫の朝顔が、一番立派に成長していた。
それもそうじゃろ、休み中、一生懸命管理したんでね。とんだ研究だ。
☆汗疹
昨日の朝のこと、ババ「お父さん、敷き布団が湿っぽいから干すよね、夜は暑くて眠れないかもよ」
冗談じゃないよ、このクソ暑い真夏日に布団を干す馬鹿がいるかよ。内心、思ってはいたが、湿っぽいとあらば仕方なかっぺや。
それもそう、エアコンが苦手な昔オヤジ、さすがに汗を掻いて寝てるって事なんじゃね。
でもね、牧之庵は涼しいんだよ。周りが池、流れがあるし、屋敷周りは緑が多いから、地温上昇も最小限に抑えられてるんだ。
特に客間なんか腰壁がないから、網戸だけで通り抜けの風が入って気持ちいいんだよ。
さすがに、昨晩は暑くて居間で寝たよ。
通常であれば、エアコン無しで過ごせない夜なんか、シーズンを通して3.4日程度だったんだが、ここ数年来、温暖化の影響か予報も外れる異常気象で、さすがのオヤジも、やせ我慢が通用し無くなっちゃった。
今までは、幾日でもないから何とか凌いでいたんじゃね。
何故かまだ汗疹がでない?
汗を掻きだして、まだ日が浅い所為かもしれないが、毎年これからの時期になると、鳩尾と両腕の下に、ビッシリとできる。
外は灼熱の太陽、天ぷら油の熱気、グラグラと煮立った茹で釜の湯気、厨房は最高!
程良くできた汗疹に、心地よい高温の湯気が被う、ムズ痒いは通り越して、脳天まで染みる。
天ぷら油の照り返しと、グラグラ煮立つ茹で釜の蒸気で体感する夏の心地よさ。
☆蝉
蝉が飛んできて網戸にとまった。
シーズン何度かは観られる珍しい瞬間。一回はデジカメに捕らえる。
今日の蝉は、まだ飛べるようになって間もなくの新前の様だ。
カメラを近づけても、警戒心は全くない。
そのうち、慣れない声で啼きだした。ホントに下手くそ、長くは啼けない様だ。
周りの蝉に制されたか、直ぐに啼き止んだが、周りはジージーと暑さを増幅する。
孫等も夏休みに入る。休みに相応しい猛暑だ。今度はジジ、ジジと賑やかになるかな。