収穫期のピークを迎えて、連続の雨降りで稲刈りが心配されたが、牧之庵の新米も晴れ間を利用して刈り取りが終わって、先日、新米が出来上がって届けてもらった。
今年の作況は、猛暑の影響で不作、米質はやや小粒で、出荷米の一等比率は極端に低いそうだね。
明日(10月1日)から始まる「新米キャンペ〜ン」を前に、出来たての新米を炊いて試食してみたんだよ。
下馬評で心配されたが、試食した限りでは食味は上々、言われてみれば幾分小粒かな?とも、感じられないでもないが、まあまあ例年と比べて遜色なしだね。
☆不作のクルミだが
猛暑とは関係なく、生り物は自然界ではサイクルがある。
通常よりも、極端に実が付きすぎると、木が疲れて翌年には反動が来る。
毎年、一定量を確保するには、何ヶ所かの調達場所を探しておかなくてはいけないんだ。
だけど(偶然かも知れないが)、少なくも僕のエリアではサッパリよ。
それでも探したね〜、漸く見つけて、辛うじて来年用は準備できた。
無ければ、それで仕方ないよ。そう覚悟を決めていたんだが、本心は納得しかねるんじゃね。
例年の倍以上も動き回って、何とか目途をつけたんだが、お陰様でご老体もしんどいよ。ホントに・・・・・・・。
☆季節外れのミョウガが!
「犬も歩けば○○に当たる」・・・・まったくじゃて。
クルミ探しで動き回って、本命には当たりつかぬが、おかしな棒に当たったよ。
ちょっと晩生のミョウガがビッシリ!胡桃の木の下で誘っていた。
時期的には、キノコに当たり着いてもいい時期だが、これとて夏の猛暑のためか、さらサッパリじゃ。
まあ、しゃ〜ないか、ビシに出ていたジャンボミョウガをタンマリ採って、半分は塩で仮漬けにして、最終的には味噌漬けにする。
おいらは頭がポンだから、これ以上は物忘れせんで済むし、こいつが大好きなんじゃよ。
お陰様で(ミョウガの嫌いな方には失礼さんじゃが)、長〜いシーズンをミョウガで楽しめる。
☆穂紫蘇(実紫蘇)に追われて?
青シソの実が日々固まってきた。
牧之庵では、程良く形付いた紫蘇の実を塩漬けにして、一年中、薬味に添えて供している。
開業時からこの方、紫蘇の実の処理は母親の仕事と決め込んで今日まで来たが、その母親とて、すでに90歳を遠に越して、求めるが酷。
されど、こいつの処理は難しい!何たって年間を通しての使用量だから、相当量。
紫蘇の実は、穂先から実が固まって下方に移る。従って、適当な実り具合を判断するのが難しいんじゃね〜。
牧之庵のオヤジ、今秋からはおいらの仕事と、せっせと、固まって来た紫蘇の実を鋏で切り取って、順次水に晒してアク抜きをして、塩で漬け込む日課なりよ。
雑用、次々に多なりし「秋、厭きとせん」なりよ。