「ジジ、お風呂に行こう」・・・・・・・・?!!また起こされた。
たまのお休み、昨日はデキ過ぎたし、ゆっくりのんびり寝ていよう。やっぱ、わけにはいかんがよ。
「誰に似たんだ、この風呂好きは?」ブツブツ言いながらタオルを引っかけて大浴場に。
このチビは、アトピー症で刺激の強い泉質は苦手なのだが、どういう訳か草津の湯が合うらしいのだ。以前、家族で来たときにも、喜んで何回も喜んで入ったんだとか、それにしろ、こんなチビ助が温泉好きとはね〜。参った、参ったでござるよ。
バイキングで朝食、部屋に入るなり、「ジジ、お風呂に行こう」、さすがに「勘弁してくれよ。ジジはお風呂に入りすぎて湯あたり気味で、食欲がなかったよ」、さすがにママが制した。
チェックアウト後、ちょっと走ると前方に「野反湖」の文字が?おや〜、野尻湖は何回も行ってるから、よく知ってるが、野反湖って初めてだな?
前日、孫がボートに乗りたいって言っていたのを思い出して、15キロの距離に甘んじて即決進行。
狭い山道を登っていくと、道が途切れた、行き止まりらしい?駐車場らしきスペースと、その前方斜面彼方に山小屋らしき建物も見える。
前方、眼下に湖が見える。これが「野反湖」か、車から下りて、当たりをキョロキョロ、遠くに案内看板らしき物が見える(写真左上)。
確かに野反湖(のぞりこ)だが、孫のリクエストのボートなんぞは何にもない。はて、またしてもジジの判断ミスらしい。
それにしろ、この野反湖(群馬県吾妻郡六合村)の位置は、なんと長野県境にあって、この東京電力の貯水湖からの領水となって信州栄村の切明温泉に通じて、中津川の源流となる。しいては、我が故郷を流れる魚野川、信濃川の源流ともなり、苗場山頂を支点としての直線距離では、尾根ひとつ隔てて、越後湯沢の苗場と同じ様な場所にある。
孫には悪いことをしたが、ジジは良い勉強になったわい。
帰路の頭の中は既に「榛名湖」に向かっていた。名誉挽回じゃい! 進路修正、誰も気付かず。
それにしろ、久しぶりの榛名湖だが、整備された道路にはビックリ、すっかり変わっちゃったわい。
「お父さん、何処に行くの?」、見慣れない風景にさすがにババは気付いたようだ。
「ああ、榛名湖に向かってるよ。もうすぐだ。」もう忘れかけていたボート、チビ助の顔に笑顔。
ボートに乗ってゴーカードで遊んで、よ〜う飛び回って、でも、ここは涼しい!チビ達も、はしゃぎすぎて疲れた様子。
榛名山を後に渋川(伊香保)に向かう。グリーン牧場に着いたが孫等は疲れたようで中には入らず、入り口のお土産屋さんでパパにお土産を買って市内で昼食。
帰りには、体験旅行から帰ってくる孫たち二人を湯沢駅まで迎えに行く手筈になっていた。
ジジ、ババも疲れたわい。遅れ盆休みの疲れ旅、この歳になると孫が癒しの最高の薬かもね。