一週間ほど前に、神奈川の海老名(ババのお姉さん)から段ボール箱いっぱいの柚子が送られてきて、あちこちとお裾分けしても使い切れない量が残っていた。
店頭に置いて欲しいお客さんに分けてあげるように、との親切心で毎年のように送ってきてくれる。
ここしばらくは、秋晴れの好天が続いてきたが一転して昨日は朝から雨。
この天気じゃ店は暇じゃろな、数日前から柚子のレシピを用意していたので早速、ババと作ることにしたんだね。
用意したレシピは「ゆずマーマレード」、「柚子ピール」、「柚子胡椒」、「柚子ポン酢」。
手元にある材料の柚子は大きな物が40個ほど。
最も作ってみたい物は長期保存が利く「柚子胡椒」、「柚子ポン酢」、柚子の量からしてこの二種類に限定した。
☆柚子ポン酢
まず手始めに「柚子ポン酢」を作ることにした。
先生は「クックパッド」ほんとにおいしい柚子ポン酢by夢ばんく、前もって検索してレシピをプリントアウトしておいた。
材料:
柚子の絞り汁 大きな柚子8個(おおよそカップ1杯の絞り汁)
酢 カップ2杯
りんご 1個
玉ねぎ 普通サイズ(400グラムくらい)1個
砂糖 大さじ2杯
みりん 大さじ2杯
だし醤油(3倍の希釈した物で)1リットル
上記の材料が揃ったようだから、早速作ってみましょうかね「ポン酢」を。
1.柚子は綺麗に水洗いしておきます。
半分に切ります。
名前が分からないんだけど、あの、ギザギザが付いてるスプーンがあるよね?
グレープフルーツなんか食べる、あのギザギザスプーン。
そいつで、半割した柚子を片手に持って、種子を取り除く。
2.種子を取り除いたら、外皮と実の縁を剥がす様にスプーンで剥ぎ取ります。
この作業はポン酢を作るのには直接関係ない作業ですが、次に出てくる「柚子胡椒」で剥ぎ皮が必要なのでここで紹介。
ババが、種子と実を剥ぎ取ってから、皮裏の白い綿を除去(写真左上) ギザギザスプーンで綿がこんなに綺麗に取れた(写真右上)
ポン酢には、皮から剥ぎ取った実の部分を使う
はい、これで皮と、実の部分が分かれました。ポン酢を作るのに皮の部分は不要です(別のレシピで使うので皮は捨てないで)
3.実包は幾つかの薄い膜で分かれている。実を包んだ袋ごとミキサーに掛けるんで、ほどよい大きさに刻んからかける。
ボクはジューサーに掛けたから、身を包んでいる薄皮が砕けてジューサーの濾過部分に張り付いて困ったね。
直ぐに絞り粕が濾過部分に張り付いて、ジューサーの機能障害が発生するんよ。
ミキサーで粗絞りして、ざるなどで濾した方がいいかもね。
最も指導書に依ると、ざるで濾しながら汁を搾るとあった。この方が賢明かもね。
4.はい、汁を搾りました。大きな柚子8個分で、カップ1杯以上の絞り汁ができます。
そこに、カップ2杯の酢を加えます。
5.次に、用意してあるりんご、玉ねぎ、砂糖、みりん、すり下ろした皮少々、だし醤油カップ1杯をミキサーにかける。
6.これで、4.の絞り汁と、5.のミキサーしたもの、残りのだし醤油を合わせて完成。
ペットボトルに詰めて、冷蔵庫で4.5日寝かせると材料がなじみ、角が取れておいしく出来上がるそうです。
我が家では、その日に生野菜のドレッシングに使用して、好評でしたよ。
☆柚子胡椒
つぎは、柚子胡椒(ユズコショウ)。
九州ではトウガラシのことをコショウと呼ぶことがあるんだそうだ。ユズコショウは九州の各地で作られ、特にユズの特産地、大分が発祥の地と呼ばれるそうだ。
特に要注意は、トウガラシを扱う時は、必ず手袋を忘れずに。我が家のババは、面倒くさいからと最初は素手で扱い、火傷のように手がピリピリして大変だったよ。手の皮の厚い方も必ず手袋必着ですぞ!(冗談抜きに必着のこと)
材料
柚子の皮 300グラム
青唐辛子(柚子皮と同量) 300グラム
塩(柚子皮・唐辛子の5%) 30グラム
柚子絞り汁(使用した柚子の全量分) 全量
1.柚子の皮は、上述のポン酢の扱いと同様。皮は刻んでおく。
2.青唐辛子は半切りして種を除き刻み、用意した塩を混ぜ馴染ませておく(30分程度)。
3.柚子皮、青唐辛子、柚子の実の部分(袋毎)をミキサーに掛ける。
柚子の果汁だけだと、固まってミキサーの負担が大きいので状況に応じて日本酒を加えて加減する
(何かにつけて、飲んべえ爺は日本酒を使うが、アルコールの苦手の方は止めといてね)。
4.煮沸消毒した瓶に詰めて冷蔵保存。1週間くらい寝かせて完成。
ちなみに我が家では、柚子皮800グラム、青唐辛子500グラム、塩100グラム、柚子果汁8個分、お酒カップ2杯、で作りました。
皆さんにお裾分けしました。大好評でしたよ。皆さんも楽しんで作って下さいね。