※閉店後のあれこれ
☆屋敷周りの大木を伐採しました!
2020.02.15 記録的な小雪で、あわや危機一髪
屋敷周りの大木の伐採については牧之庵の閉店に合わせて、前もって計画しておいたことなんだね。
その昔は、何処の農家の屋敷周りには「はざ木(はって木)」といって、秋の稲の収穫期に刈り取った稲を乾燥させるために使った木々が植えられていたんだね。
要は、支柱としての役割だったんだが、その立ち木に稻束を掛けて天日で乾燥するために、縄を張ったんだね。これを、「はって」と呼んでいたっけ。
そう、田の字形に縄を張って、そこに刈り取った稲束を掛けて乾したんだよ。
ところが昨今は、秋の収穫作業はすべて機械化され、刈り取り(コンバインという機械が稲を切り取って、機械の腹の中で穂だけを取り込み分別)、乾燥は乾燥機という容器のなかに入れて、火力で強制乾燥してしまう)。
従って、乾燥すべき「はって」は有名無実化してしもうたんじゃね。
これまでにも、農地の区画整備で住宅地の極近隣まで最大限の整備が行われ、この「はざ木」なる屋敷木も、相当数が伐採淘汰されてきたが、これまで残ってきた木々は、それらとは全く関係なくて生き延びた木木たちなんだ。
ところが、昨今は農村とはいえども、むやみやたらに「焚き火」ができなくなった!
そう、かつて元牧之庵の爺も、ホント、極些少な焚き火で罰せられた(過去のブログ上で紹介済み)んだね。
そんなこんなの時代背景、変化の中で爺はこの「はって木」を伐採撤去することで事前計画してたんじゃよ。
雪が降る前に、この立ち木を切り取ってくれる特殊技術者に事前調査を依頼して、作業の時期は一任していたんだが?
この春は、いつもの年と勝手が違う。
何たって、雪が降らなかったから、待てど暮らせど立ち木伐採のチャンスが訪れないんじゃよ。
降り積もった雪の上に立ち木を倒して、撤去しやすく短い寸法で細断する。
倒した大木には、沢山の小枝や葉っぱが付いているので、それら全てを切り落とす。
これらの作業を雪の上ですると、障害物(その他破損するもの)は雪の下に埋まっているので、雪は破損防止の防護クッションとなる。
前もって、全てのことは一任しておいた(伐採を頼んでいた人)ので、何にも心配せずに此処まで来たが・・・・・・・?
例年では、最高積雪期に到達すべき2月だったが、雪と言えば全く異国の世界なんじゃ。
このままじゃ、これっぽっちの雪が全く無くなって消え失せる!ヤバイ!
爺は待ちきれずに、ご依頼さんに一報入れた。
即刻駆けつけてくれて、即刻作業に仕掛かる方向に急転した。
その日は2月15日・俄に決まって、俄に終了した。
ず~~とこれまで、お隣さんが日陰になって、強風の吹く度に葉っぱが散らかって迷惑の掻けっぱなしだった。
その昔なら、お互い様で済まされたが、今のご時世は迷惑行為の一方通行。
これまで、ず~~と苦にしていたこの問題、一件落着。
これも、そば屋を止めなきゃできなかった「閉店後のあれこれ」だったとさ。
伐採前
伐採後 こんなにスッキリなりましたよ 迷惑行為が気付いて良かったね~。人間的に成長したかな? なんだって? もう一寸だってよ。