塩沢の盆地は、雨の1日でした。朝7時頃に一瞬のどしゃ降り。
11時頃には、雷雨となり強く降ってきた。降ったり止んだりの天気模様。
夜の8時前には、またどしゃ降りの雨。なんか、嫌な感じのこの頃だ。
今年の天気回りは、降れば降りっ放し、晴れれば晴れたで、雨が全く降らない日が続いたから、今後は秋雨前線の影響で雨が続くんではないかと心配だ。
☆親爺の日課 朝は5時ちょっと前に起床、洗面を済ませて、まず仏壇にお参りをします。
そば釜を洗って、水を注ぎ、そば打ちの準備をして、畑で薬味や天ぷらの材料を採ってきます。
きれいに洗って、種類毎に分けた後に、そば打ちが始まります。
平日と週末では、そば打ちの量が異なりますが、一回が粉の量で2.5㎏、つなぎ材料や水等を含めると、5㎏近くにはなるんでしょうか?
練り、くくりは、この大玉で仕上げますが、伸しは2玉に分けます。
牧之庵では、1人前が200gですから、1回の練り量(伸しは2回)で25人分のそばを打つことになります。
1回(25人前)のそば打ちに掛かる時間(切りは別)は、概ね1時間です。
何回打つかは、今迄の営業実績から割り出して決めますが、この判断が、一番大事な「勘」なんです。
残そばを出してもいけない、かといって不足しても駄目ですから、これこそ、長年の経験と勘です。
うどんも、手打ちですから同時に無くなると大変なんですね。
そうなると、夜仕事が終わってから打たなくては間に合いません。
その内、そばつゆも、布海苔も無くなります。
同時に集中しないように、常時、確認して調整するんですね。
お盆や5月のGW等は、兎に角大変です。手打ちには、数に限度があるんです。
最高限度に打っているんですが、一人で手打ちは、自ずと限界があるんです。
さて、何処まで行ったんだっけ?
そう、そばを打ちあげました。
今度は野外作業です。牧之庵の前は流れになってます。
いつも綺麗そうな水に見えますが、昔と違って用水が汚くなったんです。
一昼夜で流れの砂利の上に泥が沈殿して、汚くなるんですよ。
裏方は大変、毎日欠かさず掃除をしています。ゆうに1時間は掛かります。
きれいそうに見える流れの水だが、実は?
朝食は9時から10時の間に摂ります。
夏場は庭の苔や植木の散水も欠かせません。
最後に、そば(うどん)の切りです。ほんとに忙しい毎日の繰り返し。
でも、お盆の忙しいシーズンは去りました。
僕は、余裕を持って、じっくりと構えて作業が出来る環境が好き。
正直言って、連休は嫌いなんです。いい仕事ができないからです。
これから、涼しくなってそばの美味しい季節(打ち易い季節)が来ます。
この時期が、僕の大好きな時季。
環境に左右されずに、満足できるそばが打てるからです。