☆オオハナワラビ(牧之庵の庭で)
暑いときは枯れていて、涼しくなって9月頃から新芽を出す。
この辺では「トコワラビ」とも呼んでいます。
盆栽の添え物としても重宝がられていますが、低い山や丘の林の中、藪の中に見られます。
出ている所には群生していますが、何処にでも見られる、というもんでもないみたいです。
普通には案外見つけられないみたいですね。僕の知っている群生地は二カ所ほどです。
この辺で一カ所、長野の野沢温泉スキー場の上部です。
それほど、繁殖力は旺盛ではないみたいで、牧之庵の庭にも数カ所に分けられて植えて有ります。
毎年、残っている地下茎で新芽を出しますが、胞子では殆ど増えていません。
野外では、雪の降り込む時期まで、青い葉を見せてくれます。
☆飾りカボチャ
牧之庵の駐車場の脇に植えて、数日前にもぎ取った「飾りカボチャ」。
種子は確かに僕が買ってきた覚えはあるんだが、蒔いて植えたのは90歳にもなる母親。
健在で今でも畑仕事に余念がない。健在だと言っても、そこは90歳の高齢だ。
自分で蒔いて、自分で植えたのに、この飾りカボチャを見て「誰だい?こんな所に何を植えたがだい」。
このカボチャがなるまで、誰一人として、これが何なのか知らなかった。
植えた本人がわからないから、知るわけが無し?
そう言えば、お客さんが珍しがって時々のぞき込んで首をかしげていたっけ?
今は、もぎ取って、文字通り「飾りカボチャ」で、親爺の作った籠に入って、牧之庵に飾られています。
これもまた、更けゆく秋の一コマ。
秋の長雨が続く、そろっと止んでくれないと、コシヒカリが倒れ込んで稲刈りが大変だ。
ところで、明日はもう十五夜(この辺では、単純に旧暦の月遅れにします。
旧暦の十五夜は8月15日)です。