☆たまげたなあ〜!
昨夜の事。石打丸山スキー場で民宿を営んでおられるご主人が牧之庵にお見えになられた。
夕方、取りに来るので、そばを茹でて貰いたいと言うことだった。
何でも、長年の常連さんが、5年ぶりに遊びに来るので、どうしてもそばでおもてなしがしたいという事だ。
ご高齢のご夫婦で、足が悪くて牧之庵にはお連れすると迷惑が掛かるので、お持ち帰りして食べさせたいと言うことだった。
長年お世話になった常連さんだという。
ババが即座に「お客さんさえよろしければ、牧之庵は一向に構いませんよ?」
「家のそばは、石打まで持って帰ると不味くなりますので、ご都合がよろしければ、直接茹でたてをたべていただいては如何でしょうか?」と促していた。
ご主人も「それではお言葉に甘えて、そうさせて貰います。ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いします」と、喜んでお帰りになられた。
車でお着きになって、宿のご夫婦が車から手を差し伸べて牧之庵の店内まで御案内した。
杖をつきながら、やっとの思いでテーブルにイスをセットしてお座りになられた。
年齢をお聞きしてビックリ!旦那さんが95歳、奥さんが92歳だそうだ!
足こそ少し不自由になられたが、耳はしっかりしていて、お話も矍鑠たるもの、伺えば、去年(94歳)まで、スキーをやっていたとか。
さすがに、スポーツマンの心身は壮健だ。
宿のご夫婦も「おそらく、こうして来れるのは、これが最後だろうから、店までお連れして本当に良かった」と、喜んでお帰りになられた。
何か、心に温もりを感じさせられ、人との触れ合いのありがたさをしみじみ感じさせられた夜だった。
☆暫しのお別れに、弁護士のタマゴ君
要約、念願だった希望の法科大学院に合格して、これから2年間、一途に弁護士を目指して勉学に勤しむ事が決まった。
数年間、働きながら独学に明け暮れたこの地を、8日を最後に去ることが決まった。
行く先は、九州のとある大学院、近くにアパートも決まっている。
取りあえずは、生まれ故郷の富山に帰り、慌ただしく引っ越しの準備が待っている。
昨夜、牧之庵に暫しの別れの挨拶に来た。近くの知人を呼んで三人で飲み語った。
これから、3年間の中で彼の目指すべきは、国家試験を経て「弁護士」になること。
弁護士になった3年後に再び顔を会わすことを約した。深夜まで飲み語って、タクシーで帰って行った。
将来理想とする弁護士像をしっかりと描いて、本当に困っている人のために頑張っていくという。
そんなタマゴが僕の間近にいたことに、自分ながらでも誇りに思うし、期待して待っていたい。
充実した夜だった。専念して学び、立派な弁護士になって欲しい。
この地でも何人かは、影ながら応援している人がいる。
頑張れ!頑張れ!貴重な弁護士のタマゴ君よ!