田圃が一面に青々としてきた。山々は新緑に色付き、ヤマボウシが可憐な白い花を見せる
。山菜時期は終わり、山々に紅色のタニウツギの花が咲き誇る。
この花が咲きだすと「タケノコ」の時期が来たと、この辺では言われてきた。
この地方で一般的にタケノコと呼んでいるのは「チシマザサ」のことで、別名で「ネマガリダケ」、俗名「ヤマダケ」と呼ばれる。
成長した桿は竹細工の材料に使われ、ザルやカゴを編む。
群馬県境の苗場スキー場にタケノコ山と呼ばれる山がある。斜面一帯に、このタケが繁茂し、この時期になると山菜採りで賑わっている。
新しく出たての筍は30?くらいで採って山菜として食用にするが、煮物に入れたり、身欠きニシンと味噌で炒めて甘味を付け「ニシン味噌(この地方では呼んでいる)」にすると美味しい。
御飯にもよし、酒の肴にも最高だ。
2、3日梅雨に入るのか?と思わせるほどの雨続きで日中の気温が上がらず、牧之庵ではエアコンの暖房を点けた。
夜、床に入りたては毛布一枚でちょうど良いんだが、明け方になると肌寒さに目が覚めて、気が付くと風邪を引きそうになるこの頃の気温。
裏庭に咲くヤマボウシの花
右上段の写真は、牧之庵の前通り、遠方は牧之庵の田圃(今日午後の撮影)