☆ホタルブクロ
「あついですね〜」「暑くなりましたね」が、決まり文句になった今日この頃。
梅雨時期は何処に行ったやら、何か、空梅雨になりそうな今年の夏。
紫陽花は、花の色を付けてきたが、この暑さで萎れ状態。
そんな中で「ホタルブクロ」が時季を代表する。
牧之庵の家の周りにある3種類のホタルブクロが、暑さをもろともせずに袋をいっぱいに開かせる。
写真は、八重咲のホタルブクロ→
☆グミ(トウグミ)
「グミ」が実をいっぱい付けて一斉に真っ赤に色付く。
色付き始めは、ムクドリやカラスが一斉に群がって、まだ熟していない果実までくちばしで突き落とすが、食べてみて美味しくない物と知るや、今度は完熟しても見向きもしなくなる。
これがサクランボなら、ひとたまりもないんだろうな?と思いつつ、懐かしさを味わって貰おうと、牧之庵のメニューの一つ「そば御膳」のフルーツと一緒に2粒ほどを葉を付けてお出ししている。
僕ぐらいの年代層で、田舎出身のお客さんは、一際懐かしまれ、甘酸っぱく、少し渋みのあるグミに、幼少時代を回顧して「ああ、グミだ!懐かしいなあ〜」と喜ばれ、顔をしかめて「酸っぱい!」
今は、殆どの農家が、誰も見向きもしなくなったこの果実からは忘れ去られ、切り倒されてしまった。
偶に観賞用の庭木として見かけることがあるが、子供等は、これが昔食べていたものとは知る術もなし。
サクランボに至ってまで、これは旨い、不味いと評されるご時世だ。
グミは、昔を懐かしむ味に変わった。
☆山椒の実
今年は、草木が沢山の花や実を付ける。
牧之庵の庭には、3本の山椒の木があるが、たわわに実を付けた。
もう暫くすると、切り取って、嗜好品として長期保存する。牧之庵では、ニシン煮、昆布の佃煮等に沢山使用する。
貴重な嗜好品調味料だ。昨年は、実入りが少なくて、去年産は殆どなくなったので、新山椒を使い始めた。
マタタビも、例年になく沢山の花を付けた。これまた、昨年は不作で随分前になくなってしまった。
そんな中で、今年は、これらの実を沢山収穫できそうだ。
実山椒(右の写真は去年の実山椒)→
去年のマタタビの塩漬け時
今年のマタタビの木の状況