今朝、朝刊と一緒に「平成20年度高島暦」が届いた。
毎年この時期になると、専売の新聞店からの贈り物だが、年間を通じて随分とお世話になる。
書店に置かれるような分厚い物ではないが、32頁ほどの薄い小冊子だが、日常的にはこれで充分参考になる。
例えば「九星」について調べる。
人間の運勢や吉凶の判断に用いる九つの星のことだそうで、天体の星とは全く関係がない。
自分の今年の吉凶を調べ、凶に当たる年は、厄除けをして貰う。
この辺の菩提寺では、毎年新年が明けると「お日待ち」と言って、僧侶が各檀家を回って、お経をあげに来る。
昨今では、車で回る様になったが、僕等の幼少の頃は、徒歩で回るから数ヶ月も掛かっていた様だ。
回り順があって、食事時間に当たると、その檀家で食事をご馳走になり、夕食に当たると晩酌をして泊まって行かれた。
我が家は、回り順から毎年夕食時に来られて、泊まっていかれた。
毎年の行事だから、寺の方でも決めていた様で、いついつのお昼は、どこそこで、夕食とお泊まりは何処でと言った具合に決められていたようだ。
最近は、農家でも、お勤め家が多くなったから、例年「お日待ち」に来られる日が決まっている。
菩提寺で、特別の用事がない限り、当家は1月19日となっている。
その「お日待ち」に来られた際に、家族や子供、孫たちの、その年の吉凶を「高島暦」で調べて、凶に当たっている人の厄を除けて貰うのだ。
面倒な事は分からないから、運勢欄に記されている○印の中に記してある模様で判断する。
○真っ白は吉、●真っ黒は凶ってわけで、中には、半分ずつ塗りつぶされたりして、その割合が違っているが、兎に角、真っ黒●だけを除けて貰っている。
厄除けをして貰うと、お札に名前を書いて置いていかれるから、神棚に貼っておく。
こういう仏事には、相場はないが、慣例で概ね決まっていて、お日待ちとは別に、一札ごとに千円程度を布施する。
ちなみに、来年の牧之庵の親爺の運勢は、八白土星○で吉、ババは六白金星●で凶だから、ババは厄を除けて貰うってわけだ。
こんな事は、知らなければ関係ないことだが、僕等は、昔から慣習でやって来たから、そのまま続けてきたってまでの事。
気持の問題だから、今更止めても何か悪いことが起きると、厄回りが悪いんじゃないの?って、その所為にしちゃうから・・・・・・。
気持の問題だけのこと。
他に暦には、月ごとの年行事や、24節気、六輝(六曜)−大安とか、仏滅等が、一目瞭然に記されているので重宝して使っている。
ちなみに来年は、閏年(うるうとし)で、2月が一日多くて29日まである。
来年はジジが○、ババが●だから、総じて半白半黒って、とこかいね?