☆寒中の雨、時季を忘れて
昨日の定休日は、朝から「寒中の雨」。
今朝も雨で、この時期にしては暖かい一日だった。
昨夜は余程の風が吹いたらしく、杉の枯葉が方々に飛散している。
起床後、それらを拾い集めていると、またまたムクゲの切り株に時季を忘れた天然ナメコを発見した。
普通であれば、雪の中に埋もれていて目に留めないで見過ごす事だろう。
こんなつかぬ間の一時、雪中ならぬ、「寒中の雨」の為せる珍現象。
これで、この暮れ三回目の出合いだが、明日からは雪マーク、果たしてご所望に肖れるやいなや?
前回も紹介したが、ナメコは不思議なくらいムクゲによく出る。
余程、ムクゲが好きらしい?
☆一年遅れの労作(老作)のしめ縄
昨日の定休日は咄嗟の思い付きで客間の大掃除を始める事にした。
例年であれば、概ね20日過ぎ頃から仕掛かるんだが、年末の雑用を回避して冬籠もりの関係もあり、一足早くのすす払いだ。
客間は何時も一日掛かり、とりわけ神棚の掃除に半日は費やしてきた。
神棚には、様々な神様を祀ってある小館が納められ、埃がいっぱい溜まっている。
お盆にも決まって掃除をしているが、それでも半年分の埃が舞い上がって、ビックリするほどに散積する。
神棚から、それらを全て下ろして掃除機で吸い取り、濡れフキンで奇麗に拭き取る。
神棚の埃は掃除機で吸い取り、拭き掃除をしてから下ろした物を元に納める。
脚立を上がったり降りたりの結構疲れる仕事だ!
例年だと、師走に届けられる神様のお札を所定の場所に張ったり納めたりするんだが、時期が早すぎて全てのお札が届いていない。
結局は全て揃ってから納める作業が残ってしまった。
掃除中に村内のお婆ちゃんに製作をお願いしてあった「宝船」が届いた。
牧之庵のお正月に飾るしめ縄は毎年、村の老人クラブが作ったお下がりだ。
今年も、16日に村の集会所に村の老人衆が挙って集まり、神社と集会所に掲げるしめ縄を作る。
牧之庵を開業する以前から、その外しを払い下げて貰い、切り下げを新しくして、当家の正月飾りに利用させて頂いてきた。
もう、かれこれ十年以上も続いている。
1本は内玄関に、もう1本は茶の間(現在は客間)の神棚、天照皇大宮を祀る宮の前に掲げる。
従って我が家(牧之庵)には、去年と一昨年、二年に渡って作り上げた、お年寄の労作しめ縄が飾られている。
「労作、二年に跨る」である。御利益、正にご年配からの贈り物、有り難いお下がりでもある。
そして我が家(牧之庵)は、今年も労作(老作)を頂いて、ご長寿を肖り、心新たに新年を迎える。
誠を以て感謝である。