牧之庵から閉店の御挨拶 御案内の通り、牧之庵は「令和元年(2019年)8月15日」をもちまして完全閉店となりました。      お客様に支えられて17年間、誠に残念では御座いましたが暖簾を下ろすことになりました。 これまでに賜りましたご厚情を心より感謝申し上げ、謹んで御礼の御挨拶を申し上げます。本当にお世話になりました。幸か不幸か、牧之庵の閉店の翌年から新型コロナが現われ、5類に移行したとは言え未だ終息の気配がありません。そんな中で、ロシアによるウクライナへの侵攻、パラリンピックが始まったばかりの日本だったのに、未だ終わりが見えません。どうなってしまうんだろう? 強権的独裁者の出現は国連の機能不全を生じ、中東でも戦禍を被り続ける。不安だね~怖いよね~.   そんな不安定な情勢の中で、新年度は世情安定を祈りつつ迎えたかったが、正月早々から能登の大地震。別件、近況は自民党の裏金、派閥問題で大騒動。兎に角、能登だけは、何があっても最優先、一時のロスタイムは許されないぞ! 先ずもって、この度の「能登半島地震」に遭われた能登の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。       お亡くなりになられました多くの御霊に謹んでご冥福をお祈り申し上げます-合掌ー   トップ画像を替えました。これは、我が家の裏の畑でトウモロコシ(2回目)の種蒔きをする孫. 題して「ジジとトウモロコシの種をまく孫(小学2年生)」2022.5.29の写真をつかいました。

*ワーキングプア/限界集落

bokusian2007-12-11

師走に入って直ぐの朝刊に限界集落が取り上げられていた。
社説を除いて、その頁全面を費やし、「限界集落を救え」との大きな見出し。
最上段には「5世帯9人 最年少は75歳」と、以前そこに集落が実在したことを示す石碑の写真と一緒に報じられていた。
よく読んでいくと、何とそこは新潟県ではないか!我が県とは聞き捨てならぬ!
僅か半世紀前までは、200人以上を数えた人口は、今や僅かに5世帯9人、平均年齢は78.4歳だそうで、最年少は75歳だという。
荒廃した農地、離散した農家、小学校跡地に建てられた石碑には、かつてそこに集落が在った事を示しているそうだ。
限界集落」とはなんぞや?だが、ある大学教授が提唱したことから生まれた呼称だそうで、「65歳以上の住民が半数を超え、冠婚葬祭や共同体の維持ができなくなるほどの限界に近づいている集落」を呼ぶ。
ここに至る要因は大きく3ケースに大別されるいる。
一つは、ダム等の公共事業で集団移転するケース。
二つには、鉱山の閉山に伴って人口が減ってしまうケース。
三つ目は、前述の様に農山村の過疎、高齢化に伴い限界集落化したケース。
話は変わるが、昨夜、徐にテレビを観た。NHKの総合番組だったが、何か以前にも観たような空覚えがある。
それも、今年ではないな?確か去年だったような気がする。
暫く観ていると、それが「ワーキングプアⅠ&Ⅱ 努力すれば抜け出せますか」のタイトルだって事が分かった。
ⅠとⅡは去年放映済みで、今回はⅠ&Ⅱの総合編らしい?
更に続編「ワーキングプアⅢ・解決への道」が、この16日に放送されると予告していた。
解決への道とは、手探りの道、模索への道でもある。
益々格差を広げる都市と地方、大企業と中小零細企業、正社員と派遣(契約)社員が代表する使い捨て就労者。
下落する農産物の価格、米を作っても採算が合わなくなったと嘆く、東北の農家。生活費の足しにと働くが、賃金は安く、まともな働き口もままならずだ。
太刀打ちできないほどの安価で出回るMADE IN○○、○○製、細々と続けてきた零細工場に追い打ちを掛ける。
ワーキングプア」・・・・・・フルタイムで働いても、生活保護の受給者にも満たない収入しか得られない就労者のことを言うんだそうだが、直訳で「働く貧困」、「働く貧困層と一般的に解釈されているんだそうな。
「働けば働くほど支出が増えて貧しくなる状態」の「働く貧困層」、今年は1100万人と推定され、労働人口のなんと三分の一がこれに当たるんだとか!
世帯にして十分の一、400万世帯以上ともいわれているから驚きだ!
 やや上向き、横ばい、踊り場状態、やや下向き・・・・・・、貧困層は常に右往左往で、踊り場で踊らされて来た。
母子家庭、父子家庭・・・・、養育をしながらのパートタイム、我が子の成長と共に膨らむ教育費だが、子育てとの両立にのし掛かる。
定職に就けないジレンマ、選択肢のないパートの掛け持ちだ。
せめてこれだけはと、大きくなってからの子供の教育費に備える僅かの蓄えが、生活保護の対象から外される。
北海道の田舎町、希望を持って専門学校で学んでいた女学生、両親の離婚でやむなく中退して帰郷した。
やがて同居していた父親の病気、妹と一緒にパートで稼いでも20万円にも届かず生活がやっと、働きたいが満足な働き口がないのだ。
専門知識を体得して定職にと、独学で取得した国家資格だが、田舎町では無用の長物、働きたいが働けない。
仕事がないからだ!「働けば働くほど貧しくなる」、「働きたいが働けない」、どうなっちゃたんだこの日本、根本的に狂っちゃった!
何処に行ったか「美しい日本」、こんな時こそ政治がなんとかしろよ!小手先だけの手ぬるい施策では、もうどうにもならない所まで来てしまっている。
このままでは、「ワーキングプア」も「限界集落」も増え続ける。
世間では、かつて想像もできなかった凶悪事件が退きを立たない。児童の学力が先進国から遠退いた。
それら全てが、政治の根本的な政策ミス、怠慢からの産物に見えてならない。
この窮地に至って、いや会期の延長だ、いや駄目だと、党利党略のみで国民不在の政が罷り通る。
言っておくが、そこに住めないから、死んだ思いで村民は村を離れた。
誰一人として好きこのんで、生まれ育った故郷を捨てる馬鹿がいるかいな。
人が生きていく上に必要な最低限の権利が補償がないからよ!
憲法の一節にそんな文句があったわいな?最も、人を人として捉えられない政治が敢行されてきたからよ!
そんな村に、当たり前には住めないよ!まして、一度も暮らした事のない人が、住めるわけがない。
再生とは、そんな甘いもんじゃない!
余程しっかり構えなければ、山里は荒廃し、自然の生態系は崩れ、行く末は水不足や土砂災害に呵まれるだろうよ。
時すでに遅しが、頻繁に起こるだろうよ。
人災だ!
書き捨てご免。言い放し勘弁ない。
おいらも「ワーキングプア」の一族よ!