早いね〜、ホントに早い!
あれよ、あれよで、遂に今年最後の月に入っちゃったね。
先月の20日に初雪が降って以来、すっかり消えて、ここ数日は、この時期としては比較的気温の高い日が続いているよ。
昨夜は、みぞれ混じりの雨が降っていたんだが、気温が高いので雪にはならなかった。
そんな月末の雨の夜に、我が村のご婦人衆の総会が牧之庵であったんだね。
限界集落までは行かずとも、近年は例に漏れず、高齢化が進んできてね。20軒そこそこの小さな集落だから、年齢分布が、どうしても片寄ってしまうんだ。
この、ご婦人衆の会も然りでね、上は85歳くらい?から、下は35歳くらいかな?兎に角、一軒一人加入する、唯一の女衆の組織なんだよ。
近年は家の跡取りでも、都会に出て所帯を持ったり、親元から離れて別居生活を送ったりで、村に定住すべき跡取りが出ちゃってることもあって、残された高齢者が、やむなく名を連ねるって事なんだね。
核家族化は、農村でも当たり前の姿になったね。跡取りが所帯を持っても、取りあえずは外でアパート住まいか、経済的に恵まれた人は二世帯住宅とかで、増改築して分離生活。
同居生活を選ぶ若者が希なんだね。
そんなことで、我が村のご婦人方も、辛うじて組織(会)を維持しているんだ。
これから先、一体どうなるんかいね?
婦人会も、子供会も・・・・・昔(僕等の青年時代)は、青年会ってのがあって、部落行事の主役を担っていたが、もう何十年も前に自然消滅、子供会も辛うじて存続こそしているが、子供等の数は寂しい限り、自治消防も然りで、最低の定員で死守している。
そんな中で、増えるのは老人層(おいらも、老人会に名前だけは連ねる)、団塊族が後ろに控える。
激変する農村集落、少子高齢化、核家族化の弊害、嫁不足等々は、過疎地のみならず「限界集落」への可能性を充分秘めているんだね。
隣村と合併でもしなきゃ維持できない時代が、冗談抜きに直ぐそこまで迫り来る。
我々、ロートル世代はまだしも、孫子の時代が案じられるよ。
景気不景気は時の流れ、どうとでもなれりだが、「限界集落化」は存亡に関わる深刻な問題だよ。