☆ハトポッポも春爛漫
「トットー、トットー、トットー、トットー」、「ディディッポッポ、ディディッポッポ」、野鳩が目と鼻の先で鳴いているが姿が見えないんだ。
またしても「トットー、トットー、トットー、トットー」、「おかしいな〜?確かに直ぐ近くなんだが?ウム?」
頭の上から聞こえるんだが? よく見ると、玄関脇の竹の茂みの中に見つけた!
巣籠もりをしているらしい、一羽の野鳩が卵を温めているんだよ。
ほんの1メートルほどの距離だがカメラを向けても表情ひとつ変えないんだね。
何食わぬ素振りで警戒心は全くないらしい。
そうだ写真に収めようか、真上から撮りたいんだが2メートルはある。
脚立を掛けたら可愛そうだ、梯子を掛けて縁側の庇に上がることにした。丁度いい案配に見下ろせる絶好の高さだ。
鳩までは2メートルの至近距離、カメラを向けても身動き一つしない。
やはり、何してるんだい?ってな調子で何気ない素振り。ごらんの通り、バッチリ収めたよ。
でもね〜、最近になって野鳩が殖えて来た感じなんだね。あまり殖えると、あっちこっち汚すから困っちゃうんだね。
今こうして孵化してるから、また何羽かは殖えるって勘定だね。
そう言えば、今朝方にお隣の親爺さんが用事にきて言っていたっけな、牧之庵の玄関のツルウメモドキを見て「ここんしょのツルウメモドキは実が落ちねない。
おら家んがなんて外に出しておいたんだども、ん〜な実が落っちゃったぜ」と口説いていたっけ。
そう言えば、牧之庵のも外に吊しておいたのは一つ残らず野鳥(主に野鳩だが)が突き落としてしまった。
「おそらくそい、そいつは野鳩が突き落としたんじゃねいっぺかない。
おらちんがも外に吊しておいたがは、一粒残ら喰われちゃたすけ」、そう教えてやった。
此奴等は、冬場に雪が降り積もると餌が無くなるので手当たり次第に突き落としてしまうんだ。
牧之庵の大八車の納屋に吊しておいたツルウメモドキと飾り茄子も、外玄関に生けっぱなしのアズキナシの実も、跡形もなく食い尽くした。
何度となく、貪る様を確認しているんだよ。突いて味わって見るのか、不味い物は食べ滓を辺り一面に食い散らかしておくんだね。
まあ〜、真冬には餌が無くなっちゃうから、奴らも生き延びるには大変なんだろうがない。
何であれ、孵化するのが楽しみなんだが?
☆ペンキを塗り終えて
雪降り前に、庭の丸太ブランコや長椅子等の用具は片づけて納屋に収納するんだ。
春先の雪消えを待って補修をしたり塗装を施してから外に配置する。
数日前から、時間を割いて少しずつ作業を始めていて、昨日で仕終えたので庭に配置した。
雪国ならではの、全く余計な仕事だがこれも仕方ないね。丸太ブランコは、解体して片づけるから結構手間が掛かるんだ。
でも、考えてみれば丁度いい案配にメンテナンスができるって事かもね。
雪が降らなければ、忙しさにかまけて塗装なんか延び延びになってるんだろうからね。
余計な仕事も長持ち出来るって事で無理に納得だ。
それにしろ、今日は暖かだったない。雪なんか、あと幾日も経たずに消えてなくなりそうだない。
隣の家では、稲の苗を育てるパイプハウスを組み立てていたよ。
別隣の野菜作り達人のお爺ちゃんなんか、畑仕事に余念がないよ。
あれこれ種を蒔いて、枝豆、ホーレンソウ、人参等々がかなり大きくなっているよ。
牧之庵の畑にはまだ雪があるってのに、参ったね〜。
春は早いね〜、もうそんな所まで来ちゃってんのかいな!
店は暇だが、雑用で大忙しってことよ。