久々にまとまった雨を貰った。
水気を受けた花々が生気を強め活気漲る。雨上がりのひととき、草木は雨露に打たれ原色が目に染みる。
それにしろ、纏まって咲いている花たちを見ると、心洗われ癒されて、至福のひととき。
庭先では、昨日に比べて今日もまた、新たな発見がある。追いかけていれば切りがないよ。
あの花がこんなに開いて、この花も新たに咲いた。
新たに仲間入りした新参者は、特別の思いで注視しているから、変化は直ぐに分かるんだね。
気が付けば「親爺の戯言」も、花々三昧になってしまっていたが、それでも綴れ切れないほどの日々の変化に当惑する。
今日もその繰り返し、あいつを出して、此奴を出さないわけにはいかないと・・・・・。
紹介した花々も、日々の動きがあるから、あ!これも捨てがたい、あいつも昨日より数段と奇麗になった。
そんなわけで、どうにもまとまらなくて。
今宵も際限のない退屈な世界にどうぞ。
☆釣り鐘の花たち
♪アカモノ(赤物) (ツツジ科)
別名:イワハゼ
淡い白からピンクの釣り鐘形の可愛らしい花をつけるんだ。
花が終わり夏になると、真っ赤な実になるんだね。
その実から「アカモモ(赤桃)」が訛ってそう呼ばれるんだそうだが、僕は単純に実が赤い物だから、「アカモノ(赤物)」かな?って思ってたね。
この辺の低山では見掛けないね。どちらかって言うと、日当たりを好み、高山の低木が茂る中に群生してるね。
群馬県境に「平標山」って呼ばれる山があって、横着な僕でも軽装で登れるんだが、山頂の風雨で浸食された登山道の縁に群生してるんだね。
牧之庵に育ってるのは、信州の栄村から頂いてきたんものだが、道路脇の法面に群生してるんだね。
以来、牧之庵では、そんなに増えもせず、減りもせずで今日まで来てるんだね。
♪以前にも紹介した「釣り鐘」の花
ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)
此奴も、紹介済みだね。でもね、随分変わってきたんよ。不思議だね〜?自然界って。
同じ品種でも、こんなに違うんだよね?同じウラジロヨウラクでも、釣り下がってる鐘は、こんなにも色が違うんだよね?
特別に環境が違うんでもないのに、見るからに違う物がぶら下がってる?それも、すぐ隣り合わせの場所にね?
スズラン(鈴蘭)の花
それぞれがいろんな形の釣り鐘を携える。植物の生態ってホントに不思議な世界だね。
まあ、人間様の目線から眺めれば、当たり前の世界なんだろうけど、それなりに、理に適った法則があって、それなりの姿形を進化させてきたんだろうね。
それも、草木に限らずなんだよね?似たもの同士って言うけれど、似てるのは「釣り鐘」状の花だけで、本質は全く違う物同士なんだね。
そうそう、先日紹介「15日(紛らわしい極似の植物)」したアマドコロ等だって釣り鐘でしょう。