一時期に比べたら、比較にならないほどの数に減ってはきたが、それでもなお、使わずに処分する方が格段に多い。
なんの話?そう、年末になると、勿体ないほど届く「カレンダー」のことなんだ。
昨日も、今日も、ほぼ毎日のように届けられる。
届ける側からすれば、使ってくれるものだと考えて配るんだろうが、そんなに要るもんではないんだね。
お付き合い程度のカレンダーなら、どうせ頂いても使うのは僅かなのに毎年捨てられるんだから、もうちょっとマシなものを考えて配ったらって本気で思うのがこの時期。
これ程無駄なことはないし、貴重な資源が勿体ないね。
そうはいっても、全くないわけにもいかないが、どこの家庭でも毎年使うものは決まっているんじゃなかろうか。
日付の下に、ちょっとした書き込みの空白があり、余計な装飾を施していない方が使いやすいんだね。
正直言って、どれ程の宣伝効果があるとは思えないんだがね〜。
仕入れ先から、粉メーカーのカレンダーと一緒に、そばの効用書き(写真上)が届いた。
成る程、下手なカレンダーなんかより、この方がず〜っと気が利いているよ。早速、店内に張り出した。
今日の定休日は終日、私的部分の大掃除に費やした。メーン作業は障子張りだが、これで大掃除は概ね終了したよ。
朝方、村の区の委員が来た。村一番の長老(96歳)が亡くなったとの報告だった。
葬式は20日の土曜日に行われが、この最長老の死亡により家の母親が村一番の長老者になってしまったよ。
20日には、村の老人会でしめ縄作りと、忘年会が計画されていたが、お仲間の永眠により一日延期された。
今まで公民館に掲げられた古いしめ縄は、牧之庵で譲り受け、1年送りで使わせて頂いて久しい。
牧之庵を開業する以前からだから、もうかれこれ十数年以上が経つんだね。
さて、しめ縄作りだが、毎年老人会が作っているんだね。
縁起物だから、その年に身近で不幸のあった人は一切触らないんだ。今年は、村内だけで3人が亡くなられたから、参加できる年寄りが少なくなってしまった。
新しい年を迎える元旦には、10時から公民館で恒例の新年会が催される。これもまた、同族(巻という)関係(本家、分家のつながりで)が極めて濃厚な集落だから、出席できる村民が極端に少なくなってしまった。
それでなくとも、この不景気のご時世、ちょっぴりもの寂しい新年になりそうだね。
西暦2008年、平成二十年戊子(つちのえね)の閏年(うるうどし)は、干支始めの年にしては、あまり良い年ではなかったようだ。
文字通り「変」な年で終わりそうだね。