好き者のお住まいだな?顔である玄関先に足を踏み入れた瞬間から、思わず期待が高まってくる。
一般住宅の常識なんか、全く通用しない笛木家、その顔を見た瞬間から「アレ?アレは?なにアレ?もしかしてアレじゃない?」そんな連続だ。
黒で統一された外玄関のコンクリート階段を3段ほど上がると、広々としたスペース、右側には少し派手な茶系色で塗られた重厚な土蔵の戸、ここが玄関になっている(写真下)。
左側にも、何やらサッシュの半戸が見える。袖壁で仕切られた片隅に瓶が置かれている(昨日紹介)。ここが勝手口になっている。半年ぶりの訪問、否応なしに期待が高まり、少し興奮気味に玄関戸を開けた。
☆玄関に入って
玄関に入って、先ずは廊下に置かれた行燈の灯りが目に入った。ちょっと目線を上げると、廊下の突き当たり上壁に黒光りした彫刻品?白壁にクッキリと良く映える。そうか、あれは古い欄間の外しだな(以前、下見で承知している)くるりと振り返って、玄関の壁面にも、同じような物が掲げてある。年代物の外し欄間、かなり良い物らしいが?
何度かお邪魔しているので、間取りや内装は承知だが、実際に住まわれてからは初めて、さすが好き者夫婦の豊かな感性には、ただ驚くばかりだ!
内玄関に入って、左側壁面に趣のある「階段箪笥」、あれこれと、趣味で集めた収集品が、まことハイセンスに飾られている。
ふと直線の廊下に目をやると、左側には奇妙な物が、ああ!そうか、半年前にお邪魔したとき、二階で製作中だったやつだ!古い欄間の外しを使って、照明器具かな?って、あの時は思ったが、ここにこうして脇床風に使われていた。
右側の行燈が、これまた良い感じだね。良い味出してる、情緒タップリ!さり気ない添え物が、これまた良いね〜。
あれこれ見ながら、パチパチ写真なんか撮りまくって、何時になっても先に進まん!
失礼して、ちょいと上がらせて貰いましょうか。「お邪魔しま〜す」やれやれ、やっと廊下に上がれたわい。
どちらを向いても興味津々、見るものすべてが面白い!イヤハヤ、長居になりそうじゃわい。