☆アジトの庭(昨日に続)
旧町内には、巨石を使って造園職人が造った豪勢な庭は数々あれど、それは、どちらかと言えば自己主張、誇示の庭が多く、そこに住む家族が楽しむ存在としてよりも、他人に見せる物として造られている事が多い。
勿論、価値観は人それぞれに異なり、個々の自己満足にもよるが、自分が「おらほ(我が地域)の一番」と銘打つのは、意味があってのことなんだよ。
紹介している笛木氏の庭園は、材料調達も手間も、全てが自分一人、自分で集めた巨石や材料を見ながら、頭の中に描いた作庭図で、時間を掛けて、楽しみながら(正しく趣味の域)造ってきた。植栽も山採り、彼方此方から貰ってきては、暇の時に植え込んできた。
青々と茂る苔も、何処からか採ってきて、人工的に植えた物なんだね。その手間は、想像を絶する。「好きこそものの上手なり」とは、よく言ったもんで、正しく造園の基本知識を学んだわけもなし、ずぶの素人が、基本に敵った庭園を造りあげたんだ。
こんな、大掛かりな庭園を、一人で造った事例など、他には知らない。これぞ正真正銘の「一番」なのだ。
昨日、紹介しきれなかった部分を、抜粋してみましたよ。
これもまた、興味のない人には、全くつまらない戯言でしょうが、暫くお付き合い下されや。
ゆっくりと、小気味よく打たれた飛び石を渡っていくと、渓谷奥深く、源流の滴る滝に辿り着く。登山道は、右口でもよし、左尾根上りでも、どちらからでも周遊できる。
登り詰めた上流の滝を背に下界を見下ろせば、左右に登山道が一望、沢を流れる水は、下流に辿って量を増し、川幅も広くなり、池に連なる。遙か遠方には、村里が?何やら見覚えのある「隠れ家?」らしき家も見える。
ああそうか、あの湯煙は「栃窪温泉」、するとあそこは、お宿「銀峰閣(月乃湯)」あたりか?
今日もまた、あの隠れ家に主が来て、発動機でも眺めてるのやら?
そう言えば、登ってくる途中で奇妙な物が何ヶ所かあったが?ありゃ一体なんだ?
なんじゃこれ?鳥居?祠?洞窟観音? ええ!組み上げポンプ
巨石にバラ?そうじやないの!その脇に変な物が?まさか、これも? 断崖絶壁?難所かい?
☆隠れ家の外観は?
これが「男の隠れ家」大将のアジトだよ いつの間にか、土蔵の外し戸が収まってる
入り口の付下げには、所狭しとガラクタ?が 入り口の脇に、先日吊した釣瓶 まだ動くんだぜ、原動機付自転車
いや〜、今日も長くなりすぎたね。これまでに、ご紹介してきた写真は、実際撮った数十分の一、まこと沢山ありすぎて、紹介してたらきりがなく、膨大な写真になるので、この辺で一旦区切りとしますよ。
次回は「男の隠れ家」内部に侵入、その後の変化を調べてきます。