「不幸中の幸い」とは、よく言ったもんで、連休明けての昨日と今日、馴れない連休に手こずった後の休養日?
手こずったっていうより、初めての秋の纏まった連休のため、普段であればお休みの定休日が、秋分の日と重なっての営業日。改めて、過ぎてみて知ったが、この時期は牧之庵にとって、殊更忙しい時期だって事なんだ。
たかが週一回の定休日、どうって事ないよって、さり気なく向かったが、そうじゃなかった?
たかがの一日が、この時期としては貴重だったんだねえ〜。
まして、秋のお彼岸中、何がなくても忙しい時期なんだからね。
お彼岸が来て、稲刈りの時期、柿渋を作る時期、穂紫蘇の収穫と漬け込みの時期、胡桃拾いと仕上げの時期、拾い出せば、あれもこれも、牧之庵ならではの作業も重なって大忙し。
そう言えば、春採野菜の播種もあった。既に、いろいろ播いたが、ホーレンソウが残っていたよ。
雪国は、秋に種蒔きをして、そこそこに育て、冬の間、雪の下で過ごし、春の雪消えを待って収穫する野菜があるんだよ。
その代表格が「三月菜(菜の花)」だが、地元特産に改良された「大崎菜」がある。両者とも、今や間引きの最盛期なんだ。そんな細やかな作業まで数えあげると、もう際限がない。
昨日から、拾ってきたクルミの水洗いと乾燥作業。真っ黒に腐った表皮を除け、流水で綺麗に洗い流す。後は、笊や箕に移して、天日で干しあげる。こんな作業が今日も続いた。
これを狙って、何処から見抜いたか?カラスが、一羽、また一羽と飛んできて、スキを見て咥えては、路上に落とし車を待つ。