☆佐渡の珍味「フグ卵巣の粕漬け」
佐渡からババのお友達が遊びに来た。
何度かブログにも登場願った佐渡のひと。
旦那のお仕事の関係で長らく当地に在住していたが、訳あって生まれ在所(ご夫婦とも)の佐渡に帰られた。
だんなさんは料理人(専門は中華)で、佐渡に帰っても、その腕をかわれて現在は公の施設の料理責任者。
その奥さんがババのお友達なのだ。
牧之庵の開業当初も、ババが無理にお願いしてお手伝いを頂いた。
感性豊かで趣味が多彩、焼きもの、絵手紙、裂き織り(こいつは別格)等々、牧之庵の店内にも、彼女の作品が数多く見られる。
今回も、この裂き織りの材料(古着)を求めて、友人の報を受けての来訪だ。
そのお土産に頂いた物。
これって、酒の肴にもの凄く良い!フグの卵巣って、もの凄くヤバイ部位。
恐る恐る抓んだら、これがまた酒にグー!味は濃い、塩辛く、酒粕の味が強い。
正直言って、雪国向け(飲んべえ向き)かな?一般的には、塩辛さと、酒粕のインパクトが強すぎるかもね?(俺的には良い感じだが)
フグの卵巣だから、ちょっと無理からぬ要求なんだろうが、欲言えば素材の旨さが生かせれば最高!
☆ウヒャ〜!なんじゃこれ?
細長く梱包された妙なもんが宅配された?
なんじゃ?
送り主の名前を見たら○○、ああ、牧之庵に冬物語(冬の花火と、紙芝居の企画)の企画をしてくれた人。
でも?何だろう?
普通では想像できない長さ?お酒にしては長すぎる?でも、振ると何か、水らしき感触?
送られて来たんだから兎に角、開けて見よう。開けてビックリ!
現れたのは「稲穂」、形状からして「日本酒」だな?って想像できた。
レッテルに「いなほ」と記される。
あまりに突飛な施しに驚きつつ、入念に演出された稲穂に感銘を受け、暫く客間の床の間に供えておいた。
いつ頂こうかと気にしつつ、その機会を伺っていたが、独りで開けるは勿体なし、通の御仁を待っていた。
そんなこんなで酒好きが来て、思い切って衣を脱がし栓を開けた。
うま!本来、日本酒の旨味は純米酒がいい。