連日の雨、雨、雨。
お盆が明けたら、あの猛暑は何処へやら、昨日も雨、今日も朝から雨。
田圃も稲穂が実入って頭を垂れ、徒長気味の稲は倒れだしてきた。
あまりに急変した天気模様に、それまでゆっくりと構えていた蝉が慌てだした。
「蝉しぐれ」とは、こんな時季をいうのか?この時雨れ間に、よくもまあ蝉が啼く年だ。
随分と朝が遅くなり、朝晩涼しくもなった。薄手のケットだけでは、寒さで目覚めてしまう程、秋が入り込んできた。
お盆が過ぎると、魚沼の秋は早い。あっという間に入り込んで、すっかり秋。
お盆前に襲われた豪雨のお陰で、牧之庵の庭は草茫々、庭木も剪定や刈り込みが完全には終わっていない。
復旧に追われて、準備中途でお盆を迎え、連日の程良い露気で雑草だけは旺盛に蔓延るり、庭の手入れが後手後手だ。
おまけに、あの水害以来、川の水は濁りっぱなし、親爺も間に合わず、些かさじを投げた感。
24日(水)は、茶前(朝食前)から、田圃の畦畔の草刈りに汗を流した。小雨が降り注ぐ中での農作業だったが、時折見せる陽射しは即座に気温を上げ、残暑いまだ健在なりや。
孫たちの夏休みも残すところ僅か、リョックに仕残しタップリの宿題を入れて、さながら牧之庵は寺子屋か?「涼しいうちにやりなさいよ!」「○○が来ないうちに片付けなさいよ!」、いつも誰かが怒鳴ってる。いやはや、賑やかだ。
この定休日も二人を預かった。長女の娘と、次女の娘、三年生と二歳だ。
草刈りで流した汗をシャワーする。遅い朝食を食べながらババが言う「こうして家で孫等を見ていてもなんだから、ちょっとドライブしてお昼御飯でも食べてこようか?」
いつもの事ながら、行く当てなしに車は走る。
取りあえず、インターから関越道の上り線を走っている。
「お腹が空いた。朝ご飯食べてこなかったの」、三年生の娘が言う。
じゃあ、赤城高原のSAで何か食べさせるか、お腹が空いていないが、序でに昼食を食べた。
もうこんな時間だから、そう遠くまでは行かれない。かといって、近くにはチビ等の喜ぶ遊び場も見当が付かない?
何はともあれ、渋川伊香保で下りることにした。ここは頻繁に訪れる所、ちょっと前にグリーン牧場に来たし、水沢うどんも食べさせたし、博物館や○○館の類も殆ど見飽きたほど・・・・・・・・。
ババが「お父さん地球屋に行こう。○○は、ああいう細かな人形が好きだから喜ぶんじゃない」、またあそこかよ、っておもったが、さりとて適当な場所もなし。
渋々、またまた、ババお気に入りコース。
ババの言う通り、小間物が大好きな娘は、興味津々楽しんでお土産を物色。
ここまで来るとお帰りには、我が家の定番コースの「登利平鳥めし弁当」、夕食用にみんなの分も買ってきた。
高齢の母親が4持にはデーサービスから帰宅する。その時間までには帰らなくっちゃ。4持ちょっと前に我が家に着いた。
ここでまたまた貧乏性の変哲親爺、少し休んで畑に出た。そう、午前中に秋蒔き野菜(辛味大根、おろし大根)の種子を買ってきていたんだ。
そいつを、蒔こうって訳よ。あれこれと雑用が多くて、いつも蒔き時期を失するからね。
藪蚊に刺されながら蒔きあげた。陽が短くなったわい、終えたら陽が沈み薄暗くなってきた。汗も掻いたし、喉も乾いた?
さっとシャワーを浴びて、買ってきた鳥めし弁当で乾きを癒す。一日、晴れで良かったわい。