今朝の3時前頃か?どしゃ降りの雨がトタン屋根に打ち付けられる音で目が覚めた。
その後に、ドンピシャが始まって近くに落ちたらしい。
この早朝から、まったく人騒がせの荒れ天気だったよ。
即座に脳裏を過ぎった。昨日、苗箱に育ててきた野菜や、花の苗をポットに移植して野外に置いてある。
「こりゃ〜、やられたっぺなあ〜」、それに、もう一つの心配は、あのコンニャク花の行方?ラッパ状に上向きで花を付けてるから、あの豪雨では花に雨水が溜まって折れてしまったかな?
明るくなるのを待って、パジャマ姿のままサンダルを引っかけて確認に出た。
幸いにも、長く降り続かなかったので両方とも助かったよ。
さて、そのコンニャクの花のことだがね、ここ2,3日は開花の状態が落ち着いてきたようだ。おそらく、今の開花状態がピークなのかもよ。
何人かの人が、情報を聞きつけて観に来たり、カメラに収めたりと、この辺ではちょっと見れない珍現象に、コンニャク花も得意顔だ。
花の付け根の部分の緑がかったところが雄花、その下が雌花だそうだ。兎に角、強烈な例えようのない薬品のような臭いがするんだね。
覗き込むと、小さな虫や、ハエが寄ってきている。奴らにとっては、良い臭いなのかもよ。
花の芯から伸びる丸い筒状の軸、付け根の部分についている白っぽい小さな粒々を「子房」と言うんだそうな。それが受粉すると、7〜8月頃に果房が付くんだとか?
まさか、偶然が重なって果房まではいくまいが、全くなしとは言えまいよ。まあ、期待しないで成り行きを待つとしようか。
それにしろ、この世の姿とは、およそ掛け離れた古代花、サトイモ科に属するそうだが、成る程、そう言えば似ていなくもないよ。
サトイモも、黄色い花を付けるそうだ。まだ見たことはないが、種芋を子芋を使わず、そのまま親芋を種として植えると確実に花が付くそうなんだ。
何かコンニャクにも似ている種芋の生涯、終焉の摂理、せつない自然の定めだ。
(写真上)左から、サトイモ、カラー、コンニャクの花。そう言えば似ている感じがする。どちらかと言えば、蕾の時期が特徴を現す、ミズバショウもそうだ。