今年の紅花は、種子採取が主目的、なんとか来年用の種子を採ろうと、春先から悪戦苦闘の親爺だった。
今年の春は残雪が多く、雪消えが遅れた分、播種作業も遅れた。
その上に、自家採取の種子が病原菌によって感染、知らずに播いた苗は全滅し、一本たりとも育たず朽ち果てた。
遅れた上に、まさかの失敗。もはやこれまでか、万事休すの状態で、今年の紅花作りは断念した。
しかしなあ〜、待てよ?このままじゃ来年以降、継続するための種子が途絶える。
半信半疑で探し求めた通販サイト、幸いにも種子を入手し、開花にまで漕ぎ着けた。
在庫の種子を買い占めたが、もともとがシーズンオフだったので、その数は僅かな数だった。それでも、発芽率は最高で、生長率は100パーセントに近し。
期間が短縮された分、ちょっと小振りだが、どうして、どうして、立派に花が咲いたではないか。
いくら沢山の種子が欲しいとはいっても、そんなには要らない。可哀相だから、ババに分けてあげようか?
ババに三分の一ほど残して、残りは使っていいよと言ったら、昨日、切り取って↑ そして、今朝飾った(ドライ)↓
今年はこれが精一杯の本数だ よく見ると、バックが透けて見える?ババ、苦肉の策、苦労の跡が見て取れるよ
例年に比べれば、ほんの僅かの本数だが、なにはともあれ、紅花が5年間繋がった。しっかりと、来年用(6年目)の種も取れるだろうよ。