珍しもんめっけた。ふ〜るいタバコと、ポストカードだ。
タバコは手付かずのまま、そっくり20本入ってる。
前の弟がどこからか見つけて持ってきた。
名前は「敷島」、和歌浦の風景だそうな。
爺の悪戯、これまた煙草盆に古めかしい燐寸を添えて演出?
紙が劣化して直ぐに切れる、専売の印で止めてあるがこれまた劣化で勝手に開いた。
この当時は手巻きタバコか?吸い口部はフェルターはなく、ただ空洞になっている。
吸うときに、指で潰してから一服か、そう言えば子供の頃そんなタバコがあったね。
たしか、「朝日」とかいうタバコじゃなかったか?定かじゃないが親戚の叔父さんが吸っていたっけ?
敷島ってタバコ20本入りで定価は15銭とある。
☆「両切り敷島」
大正9年3月19日〜同年同月30日廃止
デザインテーマは、「和歌の浦風景」
伊東栄吉作
☆ もう一つは「ポストカード」、写真が印刷されてあるが年代は不明。
5枚でワンセットの観光絵はがきらしい?
確かな時代背景は分からないが、写真からしてそれなりに見えてくる。
写真下部に印刷文字が、「新潟県南魚沼郡石打村関 湯本旭館」とある。
どうやら当時の温泉お宿らしい? 宿の前には自転車がある。自転車で訪れるお客さんもあったんだろうね。
浴衣姿のお客さんらしき姿が見える。屋根は木端葺き、重しに河原の石が置かれている。
湯本旭館の座敷、左上に電灯が見える。 宿の裏山、歩いている人が見える。自動車はどうだったんだろう?この山道では無理かもね。
石打村関の市街(旧国道17号)
中心の山は「飯士山」、舞子高原のスキー場がある山だ。こんなに山頂が目線にあるって事は、この地もかなり標高が上がっている。と言うことは、この辺は「上野鉱泉」って場所らしいね。上野鉱泉は明治以来、湯治場として人気のある長閑な山間の温泉地なんだね。
しかし、どの場所からのショットかな?
この風景、何処かな? 背後の山は動かないから探せば見つかるかも?
暇なとき、この場所探して写真に収め、見比べてみるのも一興かもね。