※上州・みなかみ町の「泰寧寺(たいねいじ)」へ
「
梅雨入り宣言が発表された我が越後では、「は~い!これぞ梅雨じゃ」と言わんばかりに、連日の雨日和。
今年の梅雨は、いきなり入って典型的な梅雨のスタイルを見せている。
一昨日だったろうか?NHK朝の人気番組、火野正平さんが自転車で日本列島を走り巡る「心旅」だが、やっぱり雨合羽を着て群馬のみなかみ町を訪れていた。
秩父の34ヶ所札所巡りで、すっかり神社仏閣に興味を持ったと思われしジッチャマだが、火野正平さんが訪れたところが悪かった。
「たくみの里」へは何度か訪れているが、番組で紹介された近くの寺院へは、行ったことがなかった。
これまでに興味がなかったんじゃなくて、その存在すら全く知らなかった、無知だって事なんだね。
そんなことで、今日は雨模様で外仕事(雑用)は嫌なんで、ババを誘って一寸出掛けることになったんだよ。
牧之庵は越後の群馬県境(南越)だから、群馬のみなかみ町(旧新治村)とは、三国街道を隔てて位置的にはお隣さんなんだね。
だから、1時間一寸で「泰寧寺(たいねいじ)」に行っちゃうよ。
行ってみてビックリ、なんだい!たくみの里の散策コースじゃないの!
今までに、何度も訪れているのに知らなかった自分を見下した。
ちなみにババは知っていた。過去に一度訪れたことがあったそうだ。なんだい!知らなかったのは自分だけかい!
寺の駐車場に車を駐めて、外に出たら小雨が降ってきた。
参道を登っていくと右側に「曹洞宗 泰寧寺」の石柱がある。そこが寺の駐車場になっている(写真上↑)。曹洞宗は大本山が二つある(横浜市の総持寺・福井の永平寺)禅寺。
上州は新潟よりも、鮮明に梅雨の気配を感じたね。
何やらババは、嫌な予感を感じたらしい?
そう、以前来たときの記憶が蘇ってきたようだ。足が痛いババ、蘇った記憶は長~い石の階段なんじゃよ。
駐車場から参道(山道)を横切ると寺の入り口。小坂を一寸下りると大きな池が現れる。池面に掛けられた大きな石橋(写真左端)を渡り、いよいよ石の階段(写真中央)となる。(写真上↑)
登って行くと、堂々とした二階建ての山門が現れる。(写真上↑)
本堂までは、更に石段を登らないと辿り着かない。だから、足の悪いババにとっては大変な事なんだね。でも頑張って参拝してきたよ。
以前に来たときも、階段を全部上りきれなくて、途中でリタイヤしたらしいんだね。最悪!悪いところに連れてきてしまったか?
それでも、折角来たんだからと、足を引きずりながら登り切って本堂に参拝できた。
紫陽花の花寺で有名な「泰寧寺(たいねいじ)」だが、残念ながら三週間は早い。
だが、こんもりと覆い被さるように茂る木々の森、上空まで繫がっているような石の階段、スケールの大きいアプローチに興味津々。
登って行くとそんなじゃなかった。階段上方に本堂の大屋根が現れた。
御朱印を頂いて外に出ると、雨が一層強くなった。
本当は、どこかで昼食を頂いてから、行きたい場所があったんだけど、この雨じゃ、ちょっとつまらないか?
今日は諦めて家路についたが、その後も止むことなく降り続いた。紫陽花が見頃の7月上旬ころに再度訪れて、重要文化財に指定されている山門、本堂内陣をじっくりと見学したいものだね。
話は全く違うが、その寺で頂いてきた「東国 花の寺 百ヶ寺」なるパンフ、関東一円「一都六県(東京、埼玉、群馬、栃木、茨城、千葉、神奈川県及び神奈川県鎌倉市)」の花の寺巡礼の旅。
巡拝寺は、東京都12ヶ寺・埼玉県14ヶ寺・群馬県14ヶ寺・栃木県11ヶ寺・茨城県11ヶ寺・千葉県14ヶ寺・神奈川県15ヶ寺、神奈川県鎌倉市11ヶ寺。
花の時期を見定めて巡拝するのも難しく、極めて厄介な事だが、なんか面白そうだから、巡ってみたいね~~。