※トウモロコシをパイプハウスで作って2年目(2)
ちょっと専門的に参ろうか?上は天文学、下は地質工学、雑学講義?
↓ 前回からの続き
☆「トウモロコシとインゲン」について
「コンパニオンプランツ」という言葉があるんです。これは「共栄植物」とも呼ばれ、ある種の植物を一緒に植えることで、相乗効果が得られる。害虫からの回避や相乗効果を求めて混植する。作物同士が持ち合わせる特質を生かし、お互いに助け合い影響を与え合って、害虫や病気を防ぎ合い、立派な作物を育てようって事なんだね。
それにコンパニオンプランツには、病害虫の予防効果だけじゃなく、土を肥沃にする作物も含まれるそうだ。
真ん中の列半分は「インゲン」↑ インゲンと雄穂を切り取ったトウモロコシ↑
トウモロコシの害虫、アワノメイガやマメコガネはインゲンが好物なのでトウモロコシ目当てに食べに来ても、インゲンがいるんで食害が軽減される。それに、またまた都合のいい事に、インゲンの根につく根粒菌が窒素を蓄えるので、多くの養分を好むトウモロコシにとっては、最高のお相手なんだね。
コンパニオンプランツには、沢山の組み合わせがあるんだね。その代表格が前述のカップルなんだね。それと、前回の写真記事で「雄花(雄穂)」の切り取りについて貼り付けたけど、成長して生殖成長期に入ると茎の先端に雄穂が付き、その下に3.4個の雌穂がつく(これがトウモロコシになる)。最終的には、一番上の雌穂だけを残して、下全部は取ってしまうんだ。
トウモロコシの大敵は「アワノメイガ」の幼虫。先ずは。雄花(穂)について、下の雌穂に移動して浸食する。だから、受粉が終わったのを見定めて、雄穂を完全に切り取ってしまうんだね。
どうです?トウモロコシ栽培って、ものすごく手間の掛かる作物だって事が解るでしょう。雑事大好き爺様級じゃなきゃ、無傷のトウモロコシは無理じゃね~。
これにて雑学講義はお終い。