※先ず手始めの「母屋塗装作業」の成果は?
2020年(令和2年)の出来事から
(3月25日記事の続き)
塗装作業の奮戦記は前日記事の通りだが、この年(時期)未曾有の暑さ(熱さ)との戦いだった。わざわざ、そんな時期を選定して実施した危険を伴う高所作業、施工計画の甘さを指摘されても仕方なかっぺ。そんな悪条件の中、雑事様は「何だってんだい!この程度の暑さが」ってな事で、ものの見事に塗りあげちゃったとさ。
この入母屋のスレートに塗装をするのは、2014年(平成26年)以来2回目。初めてじゃないので手順は熟知しているんだね。だけど、お年を召しておられるから、こんな高所作業は危ないから「気を付けろ!安全第一」、ちょっとは暑さが和らいできたらしく、掃除を始めた雑事様。(2020年の晩夏~初秋)
下の写真は、雑事様の仕事の成果なりよ、どうです、綺麗に仕上がったでしょう? ↓
通常の足場では対応できない入母屋、しゃくれのついた屋根勾配、軒下の細かい垂木と白色の塗装は庇との間隙が狭いので、庇の屋根(ちょっとだけ雪がある場所)に寝転んで塗装するんだけど、イヤ~もう窮屈で大変な作業なんだね。やる人にしか分からない忍耐との勝負。大屋根の天辺(ぐし)には、細かな模様が施され、その隙間には鳥の巣(スズメやムクドリ)がいっぱい、その掃除も大変な作業量なんだね。綺麗に掃除した後は、細かな部分のペンキ塗り、想像以上に目には留まらない部分の作業がいっぱいあるんだね。こうして仕上がった姿を見ていると、作業の重大さが手に取るように分かるから、余計に素晴らしく見えてくるんだね。凄く素晴らしい仕事、完璧だ!
妻側の部分も、入り込んだり細工が施されたりで、塗料も鬼瓦、妻(三角形の部分)の化粧貫、白ペンキと、この部分だけで錆止めを含めて5種類の塗料を使う。大屋根の軒下も、細かく化粧垂木が入っていて、白色(漆喰に見せるため)の塗料で仕上げる。黒っぽい壁板は「キシラデコール」という防腐剤で、2回の重ね塗りをする。
全て終了して足場も撤去された。雑事様が一人っきりで完了させた大仕事。専門業者じゃないから儲けはいらない。手間は自由で際限なしだから、完全に錆や不純物等を掃除し下地補修もして、塗料は良質なものを使って丁寧に仕上げる。これで自分が納得出来る仕事ができるから、文句のつけようがない。だから、素晴らしい完璧な仕事よ。
全てが終わって足場を解体。我が家常連の工務店からリースした足場材料だから、綺麗に掃除して返品。半年近くも掛けっぱなしだったから、少し錆が出ているところもあったんで、錆を落として錆止め剤も施した。返品中の足場材、此所に残っているのは半分くらい、こいつは全部、手積み、手下ろし、軽トラックで運搬だった。
年が明けて初雪が降った。雪中のペンキ塗り立て館は特段に美しい。新雪に照らされて輝きを魅せている。