痒い痒い!例年この時期になると、手の両腕の内側に汗疹がびっしりとできる。
半袖で作業してるから、蕎麦を茹でるときに沸騰した茹で釜の蒸気を否応にも受けるからだ。
今年も、昨日からの猛暑でやっぱりできてしまった。
厨房は、半端でなく暑い、蒸し風呂状態なのだ。
それでなくとも暑いこの時期、火を使っての商売だから最高に心地よし?
常時、天ぷらのフライヤー、蕎麦の茹で釜、うどんの茹で鍋が、これぞとばかりに煮えたぎる。
親爺の作業位置は、厨房の片端、北側の窓を開けての作業だから、網戸越しに入り込む風が否応なしに熱気を吹き付ける。
噴き出る汗、茹で釜の湯気、ああ、なんていう心地良さよ!吹き出た汗疹に汗と湯気とで最高!
昨夜の蒸し暑さは半端じゃなかった。
深夜までムンムン、家外も日中の熱気を浴びて大地が熱々に焼けている。
外も中も変わりない。
それでも、牧之庵の周囲には、四方に水が流れていて涼しい方なんだが、吹く風も、熱気を帯びて生暖かい。
昼夜変わりなく蒸されては、さすがの夏男も参っちゃう!