村の老人会の会長さんから雪囲いの要請を受けていた。
今朝8時から、村の外れにある「圃場整備の竣工を記念して建立された記念碑」の敷地内にある植木の雪囲いなのだ。
去年、還暦を迎えて名簿だけを条件に、隣の親爺さんと一緒に加入したんだね。昔から、60歳になると加入して、会費だけを納めて、実質名ばかりで行事には参加しないんだね。
市から人数に応じて補助金が出るらしく、そいつを頂くための頭数合わせなんだが、実際は70歳くらいから参加しているんだね。
ところがね、最近になって老人会のメンバーは増えるんだが、俗に言う後期高齢者が多くなって、今日のような労働を伴う作業には、逆に不足が生じてきたんだね。
やむなく、困った会長さんが、我等二人に緊急出動を要請したったわけよ。
小さな集落だから、年齢層が偏って中核になる層が不足してるんだ。
そんなわけで、今朝は1時間ほどの時間だったけど、若い我等二人が主役よ。まあ、頑張ってきた。
何たって、初めての老人会の活動だからね。
でもね〜、この機会をいいことに、何かにつけて誘われても、それはちょっとね〜。
まだまだ、こちたら現役だから抵抗あるよ。
「老人」他人事のように捉えていた言葉だが、年々歳が重なって、間違いなく近づいて行くんだから、いやだね〜。
まだまだ、10年は早いよ!我等老人会青年部の二人は、些か抵抗して意気込んではいるんだが?