☆十五夜様
↑ 十五夜様にお参りをする外孫(次女の長男坊)。小っちゃい頃からの慣れた仕草、手慣れたもんじゃ。
昨日は定休日。当地では、この9月15日に「十五夜」の行事を行う慣習がある。
朝、餅屋さん(川内さん)が十五夜の餅を届けてくれた。こちらでは、お月見の団子じゃなくて、お供え餅。
事前にババが、餅米を届けておいて、一個のお供え餅と、自分たちで食べるお餅を搗いて貰う。搗き餅は一枚に大きき伸された状態で届けられ、各戸が好みの大きさに包丁で切る。上の写真の通り、この餅切り途中の試食なりよ。
お餅屋さんから届いたお餅をジジが切ってる最中、待ちきれずにババにおねだり。美味しそうに試食だよ。↑ ↓
陰暦8月15日の十五夜から、単純に月遅れの習慣で行われて来たのだと考えられるが、肝心のお月様の方は?残念ながら雨の中。
届けて貰った餅は、搗きたてだから夕方まで広げておいて、ちょっと冷まして粘りけが定まってから切る。
夕方、山にクルミの状態を偵察しながら、ススキを取りに行ってきた。
どうも、お月様が出る状態になりそうもなし、下界は田圃が黄色く染まり、刈り取りの適期を迎えた(トップ画像は昨日、山で写したもの)。
☆来春用のかえし作り
昨日の定休日は、予てから材料を用意して、来春用のそばのかえしを作る。
作る量は、醤油5斗分の本かえし、焚き時間が醤油1缶(1斗/18リットル)1時間ほどを要するので、前後作業を含むと、概ね一日が掛かる。
ちなみに、今使っているかえしは、昨年の12月1日に作った物で、10ヶ月以上経過して、原材料のカドが取れ、まろやかに熟成されたもの。
昨日作った物は、最低半年は寝かせて、5月のゴールデンウエーク頃が最も活躍の時期、使用頻度によるが、お盆前頃までに使い切り、途中で(11月下旬〜12月上旬頃)次の用意にまた作るサイクルだ。
刻々と変化する寸胴の表面→時間と共にキツネ色の膜(アク)が濃くなってくる
焚き時間が一時間近く経過してきた。表面のアク(殆ど砂糖のアク)もキツネ色が濃くなって、やがてブラックホールが現れてきた。こうなると沸騰間近、火を止めてアクを掬って完了。
☆孫の一日参観日
僕等の孫の中で、一番の年長者(三年生)の一日参観日が昨日あって、ババと行ってきた。一日、どの学年の授業風景も自由に参観出来るんだ。
2年生までは落ち着きがなくて、参観日に行くと「あ!ババだ、ジジが来た、先生、アレが○○のジジとババだよ」等と、こちらが恥ずかしくなるほどの大声で話し立てていたが、3年生ともなると、流石に大人になってビックリした。
こいつは、赤ちゃんの頃は牧之庵で育ったから、ジジババが余計拘わって、我が儘にしてしまったと思ったりもして、何か事ある(とは言っても、何の問題もなく)と、必要以上に反応したり、余計な孫の援護や、老婆心の連続だ。
ようしたもんで、子供は時間と共に完全に大人になっていく。
かえし作りの、切れの良い時間を割いてババと出掛けたが、算数の時間だった。
この間まで掛け算を懸命に覚えていたが、今度は割り算が始まって、「等分」の授業中だった。
暫く、ジジババの存在を知らずにいたが、そのうち見つけて、先生に悟られないように気をつかって、隠すように下で手を振った。
黒板に置かれた12個のマジックストーン、等分すると幾通りあるか?との問題。
4個ずつ3等分、2個ずつ6等分....いろいろな等分を子供等が挙手をして、前に出て答える。
我が孫が手を挙げた?指名されて前に出た!黒板にストーンを配置して、3個ずつ4等分。
いや〜すごい!出来た、できた○○が前に出て答えて出来た!
内心、大きな拍手と歓声・・・・・典型的な優良?親バカ。