秋のお彼岸も昨日で終わった。
営業を終えてから、村の一画にある我が村の集落共同墓地に、ご先祖様を送ってきた。
お盆が明けたばかりだと思っていたが、もう秋の彼岸も終わり、すっかりと深まってきた。
しかし、厄介ぶって言うんじゃないが、ご先祖様も忙しや?、お盆が明けて、直ぐにまた秋のお彼岸が来るんじゃからね。
もう少し、年間を通してバランス良く、仏事が廻らないのかと勝手におもったりもする。
仏事、神事は難しくて、おいら属には理解しがたい世界だが、ご先祖様もさぞやお忙しいだろうにと。
はてさて、話が先行したみたいじゃから本題に戻ろうかね。
そうそう、そうだったね〜、歳取ると、すべてが遅くて諄くなる。嫌じゃけど、誰もが辿る宿命の道よ。
実は、過去に御紹介したことがあったが、苔庭の話。
これが正に「苔庭」、余計な添景物はいらない。一面がふっかふかの緑の絨緞、柔らかの緑が心地よい。
我が家の本家は隣村にある。毎年、春と秋のお彼岸時には、母親が仏様参りに行っていたんじゃが、足腰が弱くなってからは、代わっておいらが行く習慣になったんだ。
そんなわけで、彼岸の中日を過ぎた営業後に行った来たんだね。
車から降りて庭を見渡すと、一面がフカフカの緑のジュウタン、すご〜い!
スギ苔は、これからの時期が一段と奇麗になるが、適度に露を浴びた苔は、それは見事!暫しの間、見とれていた。
お参りを済ませ、お茶を一杯頂いてから、じっくりと散策しようかと外に出た。
あまりの見事さに、デジカメを取りに一旦帰宅してからカメラに収めた。
管理の行き届いたモスガーデン、見事だ!余程条件が良いんだろう、この前に見たときより、胞子が一面に飛び散って増殖している。
程良く西日を浴びて最高のコントラスト 散策道も胞子が飛んで繁殖の前兆、道までが緑に染まる