天気予報を見れば、見事に雨、曇り、後半には雪ダルマが続き、見事にお日様マークがひとつも無し。
これからの雪国は、お日様が珍しい世界に入る。今時期の牧之庵は、ちょうど仕事の端境期?となる。
一部のウィンタースポーツ、スノーライフを楽しむお客さんを除いて、県外のお客様は春まで足止めとなる。
スキー場のオープンは、クリスマスイブ頃からだから、それまでに雪が降らないと年末年始の冬期の産業に大きく影響するんだね。
冬場の牧之庵は、どっちこっち暇だから、初雪、本降りとも遅いほど良いんだが、願わくはクリスマスイブ前夜頃までに、スキー場や冬期産業が、先ずはひと安心出来る程(世の不況と、稼ぎ度合いは別問題、此奴ばかりはさっぱり分からんが)の纏まった雪が欲しいね。
そうすりゃ、それでも、些少のお零れは頂戴できるかもよ?まあ、何れにしたって冬眠状態には変わりないけどね。
雪こそ降らないが、外は寒々しい灰色の空が続く。
冬の準備をすっかり整えて、残すは師走の大掃除だけ、定休日を利用しての作業だから、手際よく余裕を持って前倒しに処理しないと、「師走」は文字通り直ぐに走り去る。
客間障子の張り替えを予定に入れた。卯年の厄は綺麗に剥いで、願いも込めて真っ白に張り替えた。
この師走の寒空の下、近くの農家で火災が起きた。忙しい師走、ストーブの火が洗濯物に燃え移ったらしい。
ある会員仲間の会社が倒産した。長引く不況と震災の煽りで売り上げが極端に落ち込み、金策が尽きたようだ。
悲しい事だが他人事では済まされぬご時世だ。
最後の最後まで災いを振りまく「卯年」、ホントに良いことがなかった「凶年」、早う厄を祓って暮れたいものだ。