※クルミ&唐辛子(タカノツメ)の後処理を
2020年(令和2年)11月のこと
牧之庵の廃業後も当時の足跡は、残された物、当時の習慣として居残り、名残となって僅かながらでも居座っているんだね。
残された物とは、クルミや乾燥された唐辛子(タカノツメ)などだが、食品だけでなく装飾品や趣味で作った蔓細工品、趣味もかねて集めた民具や骨董品などだが、今も閉店後の牧之庵、復元した空間に潜む。
雑事様は取りあえず、唐辛子(タカノツメ)とクルミに仕掛かったんだ。当時せっせと拾い集めた胡桃(クルミ)は自家消費できないほどの量、タカノツメも麻紐で編み込んで吊した物が沢山ある。半分は飾り物として吊るした面が多いから、これとて半端な量じゃなかったんだね。かといって、捨てるには勿体ないし、雑事様のこれまでの苦労が報われない。業を煮やしたジッチャマは、またまた本業雑務の復帰だよ。
☆胡桃(クルミ)から
ほんと!半端じゃない在庫量なんだ。シーズンになると毎年拾ってくるんだが、その年の自然環境によって豊作、凶作があるし、ジッチャマの調達具合と店の消費量で在庫量が決まる。これって必需品じゃないし、仕入れ品でもないから量の見定めが難しいんだよ。心配だから、その年々に調達できるだけ拾ってきて、余裕ある在庫量を確保してきたんだ。閉店後はスパッと不要になって、在庫品はそっくり残ったって事。
正直、ものすごい量を廃棄したんだ。ビックリするほどの大量を山に返した。
ちょっとだけ、実だけを取り出して冷凍保存した。いまはもう我が家からクルミは牧之庵とともに消えたんだね。
クルミは水に浸して一昼夜、鉄鍋で煎って、口が開いたら写真上の「割り具」で真っ二つに割る。 ↑ 次いで細い金棒(写真右上、割り具の上)で実を穿りだす ↓
作業場状況(左下は一味唐辛子作り)、中央はクルミの実を掘り出す現場状況
右上の写真は、穿りだしたクルミの実 ↑
☆タカノツメで一味唐辛子作り
タカノツメ(赤唐辛子)を紐で編んで吊した物をほぐす。このバラした物と、畑から直接収穫して干し上げ物を、中の種子を取り出してから殻を開き、再度お日様の下で乾燥させたものを、「ミルサー(乾燥した固形食品を細かく砕き、粉末状にする家庭調理器具)」に掛けて一味唐辛子を作る。
収穫した赤南蛮 ↑ 吊り下げしておいた編み赤南蛮の解した物 ↑
何れも、しっかり乾燥して 二つに裂いて中の種子を取りだす
↑ 天日干し中 ↑ 種を出し再度の天日干し中 ↑
ミルサーで粉砕中 ↓
一般家庭では、汗だくで飛び上がるほどの一味唐辛子ができそうだ! またまたこれも半端じゃない量の一味唐辛子が出来そうだ! ってことは、強要罪で罪のない住民被害ができそうじゃて。
☆2017年(平成29年)11月20日の記事 ↓