昨夜は月のない十五夜だった。
店が終わって夕飯にお餅をいただいた。
雑煮におしるこ、以前の雑煮の具と言えば、その殆どは自分の家で採れたものだっが、最近は餅を含めて、その殆どが外から調達したもの。
十五夜にお供えする里芋、大根のはしり、サツマイモに至るまで全部がスーパー産になってしまった。
本来の十五夜とは、およそかけ離れてしまったが、月にまで人類が飛んでいく行くご時世、「十五夜お月様」、「兎の餅つき」、当時の童謡の世界から見れば隔世の感がある。
十五夜「中秋の名月」と言っても、満月とは限らない。参考に調べてみました。
西暦年 旧暦8/15 曜日 満月 差
2000 09/12 火曜 09/14 +2
2001 10/01 月曜 10/02 +1
2002 09/21 土曜 09/21 0
2003 09/11 木曜 09/11 0
2004 09/28 火曜 09/28 0
2005 09/18 日曜 09/18 0
2006 10/06 金曜 10/07 +1
2007 09/25 火曜 09/27 +2
2008 09/14 日曜 09/15 +1
2009 10/03 土曜 10/04 +1
ちなみに、今年の十五夜は10月6日(旧暦の8月15日)、満月は翌日の7日です。
上述から見れば、2000年からの10年間を見ても、その差は多くて2日、やや満月に近い日が「十五夜」です。
お盆でも、節句でも、十五夜でも、旧暦であろうが無かろうが、要は「催し事」、「行事」、心の問題なんだよね?
人が生きるための、生きていく過程の「拠り所」とでも言うんだろうか?
お盆やお彼岸は、ご先祖様への感謝と供養、節句は幼子の無事成長の祈願、十五夜は五穀豊穣の祈願と感謝、「行事」のすべてに祈りがあり感謝があるんだよね?
それにしろ、昨夜も今夜も真っ暗闇、確認している余裕はないけれど、もしかして闇夜なの?
お月様はお供え物が見えたのかね〜?