昨夜はNHK教育「おしゃれ工房・渋柿染め」を見過ごした。地震の津波情報で特別番組を組んでいた。避難勧告で避難した方々は大変だったが、被害がなくて幸いだった。
そんなことで、今日の2時30分からの再放送を見た。
京都は山城地方の宇治田原というお茶の産地で、農家で唯1軒、今でも柿渋作りをしている「森口さん」。その柿渋製造の過程が紹介された。それにしろ3年経つと真っ黒に変色するのにはビックリした。
寺田昌道さんの「幾何学模様の一貫張り」も興味を誘った。柿渋の上から染色に使う媒染剤を塗って化学変化で変色させ模様を作る。
炭酸ナトリウムは柿渋本来の色を濃くする効用があるという。「柿渋染め」は2年程掛かって酸化しながら本来の色になって(濃くなる)行くんだそうだが、炭酸ナトリウムはこの効果を一気に行ってくれるんだそうだ。それにまた、柿渋特有の臭いを薄くする効果があるという。