12日の定休日に、今年の柿渋を濾しあげてから、去年の残りの柿渋で冬用の暖簾を染めてみた。去年の物は、柿のもぎ取り時期が遅すぎてタンニンが少ない為か、染め上がりも薄い感じだ。
容器に柿渋を全部空け暖簾を浸ける。
染めムラを作らないようにと、入念に浸け洗ってから物干しに吊り下げて乾燥させた。
残りの柿渋が勿体ないので、以前製作した蔓細工を浸けてみた。
柿渋は、塗ったり、浸けたりした直後は幾分色出しが薄い感じで、時間の経過とともに本来の味わいが出てくる。
だから、暫く時間をおいてから求める色を確認して、もう一度色付けをするか判断するのが無難のようだ。
鍋の中で暖簾の柿渋染め
余った渋で蔓細工も浸け干し