久々に前の家に行ったら、座敷に壇飾りの雛人形が独占していた。
娘が幼少の頃に揃えた物だが、その娘も嫁いで十数年が経ち、授かった子供は男児、長男の子供等もみんな男の子なので、孫には女の子が1人もいない。
家のあちこちに、桃の節句のあしらいが目に付くが、まさか?
今更、嫁いだ娘のために、あれだけ面倒な壇飾りを出したんではなかろうが?
人のことを詮索するわけじゃないんだが、どうもそうじゃないらしい。
まあ、多少は我が娘(三十路)のためもあろうが(口実に?)どうも大方は自分等で楽しんでいるんじゃろうて。
こいつも、まったく迷惑な話じゃが、迷惑ついでにパチリと収めた。
玄関を入って正面には、ちょっと鮮やかなタペストリーが掛けてある。
居間の飾り床には、そば猪口のコレクションが展示されている。
以前から比べると、目新しい物が大分増えた?
実はオヤジが古物好きで、暇さえあれば方々の神社や仏閣探訪に余念がない。
行き先々の骨董屋を覗いては、そば猪口などを物色して楽しんでいる。
それにしろ、僅かの期間に随分と揃いたのにはビックリするよ。
蕎麦屋の親爺のコレクションなら洒落たもんじゃがね〜。