田舎床屋(理容ナグモ)の南雲久夫氏、久々の登場であるよ。
昨日、店が終えてからハゲの手入れに行ってきた。
散髪を終えてから、オヤジさんが出してくれる珈琲をご馳走になって、暫し四方山話をしてから帰ってくるのが常だが、この日も同じこと。
人の出入りが激しい床屋で、散髪ならぬ暇潰しの村人や、お茶の時間になると用事がなくとも通り掛かりの客が、絶え間なく押し掛け、本業の客より押し掛け客の方が多い感じだ。
三時近くから散髪に掛かったから案の定、お茶タイムになったので1人の勤め人が入ってきた。何じゃない、通り掛かりのテイータイムなのだ。
「ああそうだ、新しい漫画ができてるすけ持ってくるわ」奥に入って、描いた3作の漫画を持ってきた。
これで第8作目であるが、今回も氏の住む旧塩沢町上田郷の長崎という集落に纏わる「人柱伝説(お市田堤)」という民話である。