ババは朝食を終えて洗濯物を干している。この時間帯は、女性軍にとっては忙しい。
同居している三女は、ちびっ子を保育園に送り届けるまで忙しく、朝の洗濯干しは殆どババの日課となっている。
電話が入った。ババが受話器を取ったが相手はババの友人から。
話の内容は、今朝の地方紙の朝刊に、どうやら牧之庵を訪れたお客さんの投稿記事が載っているということらしい?
家の新聞は地方紙じゃないから、新聞を読んでいた爺がお隣の家に行って見せてもらった。
隣の爺、「おい、おれもみたすけ、その新聞持って行っていいぞ」。
お言葉に甘えていただいてきたよ。
ちょっと見てくだされ。
それにしろタイトルがいい、実にいい、「甘口 辛口」。
何であれ「甘口」でよかったない。
そうなんだよね、「ええ〜〜! こんな大きなおにぎり!ソバを食べて、そんなに食べられない」っておっしゃるんだけど、ご年配の方、食の細い方を除いては、ペロリと平らげるんだね。
どうしても食べられないお客さんは、お土産におにぎりをお持ちしてお帰りになられるんだね。
そう、冷めても美味しく食べられるお米、それが正真正銘の「南魚沼産 塩沢米コシヒカリ」なんだね。
そでなきゃ、何年も連続で食味ランキング1位はキープできないよ。
なんだかオヤジ、おかしいよ?
お宅は、おにぎり屋さん?蕎麦屋さん?
まあまあ、そう堅いこと言わんでもいいじゃないですか。
どう逆立ちしたって、ここらへんの米には勝てっこねんだすけ。そりゃそうだ・・・・・・。